これも頑張って作った。だいぶ頑張った。A4三つ折の席次表と席札です。
席次表のカバー&中紙表紙&席札はスタードリームFSというファンシーペーパーのナイトブルーとクリスタル。パール紙です。この紙がまた本当お上品且つ華やか。パール紙なんだけど、キュリアスIRみたいな控えめで冷たいオーロラ風味のパールじゃなくて、偏光無しのちょっと微細なラメっぽい華やかさ、それでいてミランダみたいな七色ラメ強めのイケイケ質感でもなく、ちゃんと大人っぽい、本当良い紙。好き。
カバーは活版印刷でも使ったロール式のプレス機にイギリスのペーパークラフト系の雑貨屋さんエリザベスクラフトの金型(ダイ)を突っ込んで抜いた(カット)。…そう、ダイカットって印刷所に頼んでもできるけど、金型とプレス機があれば自宅でも綺麗にできるんだそうだ、私もやってみるまで知らなかったけれど。で、カットされたペーパーをA3三つ折の横幅に合わせるために、左右テーブルカッターで切り落として台紙と貼り付け用の縁パーツも一緒に用意してコニシのペーパーボンドを使って組み立て。このペーパーボンドも素晴らしい品で、少量・短時間で強力且つ綺麗につく。少量でくっついてくれるから紙の裏面に染みないんだ…一瞬じゃなく「短時間」というのも貼り合せ位置を探る余裕が残されていて良いんだ…。永遠に売り続けてほしい。仕上げにパールつける。中央の大きいのはシール(たしか「ミドリ」の)。左右と下のはリキッドパールっていうなんかチューブから液体ひねりだしたら硬化してパールっぽくなる商品。
中紙表紙。デザインデータ作ってキンコーズに スタードリームFS 持ち込んで印刷して持って帰って自宅でスタンピングリーフを使ってなんちゃって箔押し。ちなみに市販の箔はホットプレスで箔を紙に圧着するので、箔の付いている所が活版同様に凹むんだけど、スタンピングリーフはトナーに熱吸着させる仕組みなので(多少は圧もかけるけど)、箔の付いている所が凹まなくて高級感が少し乏しい。圧をそんなにかけない分、凹凸のある紙とかあるいは何か別の条件とかで吸着が上手くいかないことも多くて、スタードリームFS以外の他のパール紙では箔押し全滅だった。運が良い。
綴じ紐も気に入るものが見つけられなかったから自分で作った。金天馬「ナイロンゴムカタン 銀」だったかな、手芸のシャーリング用の細めの銀色のゴム紐使ってハンディーヤーンでより糸作る。結んで先端に銀色の刺繍糸を使ってタッセルメーカーで作ったタッセルを付けた。
綴じてる中身の紙は席次とメニュー適当にイラレで作って自宅のインクジェットプリンターでちゃっちゃと印刷。三つ折の状態で売られている紙を使った。
席札。これも折り線(テーブルカッターの刃をやすりで丸めて切れ味落として紙の表面だけを薄く切った)つけた紙を二つ折りにしてエリザベスクラフトのダイでカットした飾りをコニシのペーパーボンド接着して作成。いよいよ時間追い詰められていたので組み立ては全部友人にやってもらった。ありがとう……。
親族婚で大体30セットくらい。限界だったけど、評判良くて嬉しかったな。
作成
・2019/10
ツール
・ローラープレス機
・ダイ(金型)
・ペーパーボンド
・テーブルカッター
・爪楊枝
・ハンディヤーン
・タッセルメーカー
・ラミネーター
・イラレ
・インクジェットプリンター