Dec
2022
04

近況

早いもので、子供は生後四ヶ月になった。もうすっかり首が座って、衣服の端やおもちゃ等、手近な場所にあれば少しずつ周囲のものに手を伸ばして口に入れるようになってきた。

彼女は生後二ヶ月で自分の両手を突き合わせて遊び始めた。生後三か月で自分の足を掴むようになった。一度できると毎日ずっと繰り返す。育児書によれば、これらの動きは、多くの赤ちゃんが行うらしい。曰く、自分の身体の中心や境界を把握しているとかいないとか。その記述を裏付けるかのように、生後四ヶ月の今、ラトルやボールといった玩具を持てるようにもなったけれど、大人に自分の身体を触られる遊びが一番好きなように見える。足の指を一本ずつ摘ままれると、とても嬉しそうに笑う。そんな彼女の仕草が、私には自分自身の存在を確かめては何度も何度も喜んでいるように見える。飽きず自身を祝福しているように見える。

彼女は最近私の顔を覚えたらしい。夫や親戚の前では無表情になるのに、ただ私の顔を見るだけで微笑んでくれるということが、一日に何度もある。彼女が自分自身に贈った祝福を私にも贈ってくれているように思えて、泣いてしまう。私が今ここに存在するということ、それだけで凄く喜ばしいことなんだと思える。

今、恐ろしく思っていることが一つあって、結果を待っている。どう転んでも、強く存在していたい。

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