というわけで年が明けて、あっという間に2月になりました。本年もよろしくお願いします。
さて、妊娠しました。自分だけの身体じゃなくなったということなんだろうか、発覚してから体調のコントロールが全然効かず、驚きの連続だった。誰かに伝えたくて仕方なかったんだけど、安定期入るまでは言いにくいし、かといって感覚的なことは書かないと忘れるなと思ってチマチマ年表描いてた。twitterの方でも簡単に紹介したけど、頑張った自分供養や日記兼ねて年月ごとに詳しく書く。
10月後半。春頃から不妊関連の検査→治療をしていて、「概ね正常だけどいつも子宮内膜薄いから着床しにくそう」と主治医に言われていた。10月は排卵日前後で婦人科受診、排卵後から10日間黄体ホルモン増やす薬を処方されて飲んでた。飲んでる間なぜかひどいPMSの症状が出る&たまたま仕事きつかったり原稿締め切りが重なったりの外部状況もあり、ずっと泣いてた気がする(何か悲しくなる具体的な原因とか無いんだけど止まらない状況)。2021年で一番きつかった。10月末頃、薬を飲み終え原稿完成させたり仕事流しながらやったりでメンタルが通常に戻る。不妊治療も結構思うところあったので、どこかで何か書くかも。経験無い人には想像できないと思う(私も保険適用範囲内で授かったので、その先の壮絶さは全然想像できない。違う立場の人のことも想像しにくい)。
11月。生理予定日から3日連続で胃がムカムカしたので早期妊娠検査薬使ったら陽性だった。つわり、普通は5週目くらいから始まるそうなので、3週で始まるのは多分かなり早い。それと同時に頭髪が抜けまくり始める(風呂場がやばいことになる)。産科で確認する前に皮膚科・内科の飲み薬(常用)を止める。表に書き忘れたけど、常用の薬を止めた割には現在も体感的に持病悪化していないので非常に運が良い。このタイミングで実母&義母、直属上司に報告。上司に報告したのは12月以降で新たな仕事振るかもって前振りあって迷惑かけそうだったけど、結果的に早めに言っておいてよかった。中旬頃に不妊治療していた産婦人科行って胎のう確認。11月後半の文フリでの売り子中は奇跡的にほぼつわりの症状出なかったが、前後で徐々に悪化していき、生活がままならなくなっていった。11月下旬に産婦人科で心拍確認。同じ日、祖母が亡くなったので広島に行くことに。片道4時間の新幹線、何度ももうだめだと思った(でも行ってよかった。行けてよかった)。
12月。前半、つわり絶頂。忌引き最終日に母子手帳もらいに行って自治体の保健師さんと一時間ほど面談。自治体の制度や今後の流れをガッツリ教えていただく。他知らんけどうちの自治体えらいしカッコいいと思う。「今通ってる産婦人科、分娩やってないので近所の××医院に転院したいんですけど」って相談したら「すぐ予約しないと間に合わないよ」と言われてその場で電話、面談後に急遽近所の医院も受診。既に分娩予約いっぱいでキャンセル待ちになる。分娩予約可能な条件に「心拍確認していること」があったのだけど、この日は転院前の病院で心拍確認してからまだ5日とかである。シビアすぎる。中旬頃からピークだったつわり落ち着き始める。絶頂の状態から完全につわりが無くなるまで7~10日くらいで早かった。なお、つわり終了と共になぜか脱毛終了、眠気が出始めて2月現在も続いている。他、会社の健康診断受診等。一番しんどかった事件で大晦日の夜に生理初日レベルの出血があって頭パニックになって産婦人科電話、タクシーで駆け込んだということがあった。胎盤の端が少し剥がれただけで、全体としては胎盤問題ないし心拍も元気だしこの週数だとよくあることだし大丈夫だよーと励まされて帰った。帰ったら紅白が始まっていた。「これだけ恐ろしい思いを多分今度も何回もしないといけないんだろうな…」と思ったら物凄く落ち込んだ。
1月。全体的にあまり大きな事件無かったけど12月に受けた健康診断の結果が要精密検査(白血球と血小板が結構ガッツリ基準値超え)になって数日間恐怖に震えてた。しょんぼりしながらかかりつけの内科行ったら「妊婦だったら個人差の範囲!全然普通!」とのことで、帰宅後落ち着いて妊婦検診(血液検査既にやってた)確認したらやっぱり基準値超えててほとんど数値変わらなかった(そして産科主治医何も言わなかった)ので、最初に健康診断受けた病院を恨んだ。初期流産の発生しやすい12週を超えて少し安心した。それとともに、分娩予約していた病院で本予約が取れて、ようやく産む病院が決まる(空きなかったらしいけど頼み込んだたらOK出た)。あと下旬からつわり?再発?みたいな症状でゲップでまくり始めたけど、酔う感覚が無いので大してしんどくない、あまり心配もしていない。毎日眠すぎて昼休みとか食べた後よく横になってたので逆流性食道炎とかかもしれない、わからない。
2月。16週超えた後の検診を経て問題なく、ようやく安定期。長かった…。
真面目に書いたらめっちゃ長くなった。とりあえずの総括として、自分の肉体がもう元には戻んないだろうなーという感覚がある。ポジティブな意味でもネガティブな意味でもなく、今後、例えば出産後とかに体調落ち着いたとしても、多分元には戻らないだろうな、新しい身体になるんだろうなという確信。身体が変わったことで社会と自分の関わり方も既にだいぶ変わってきている、例えば自治体・都・厚労省がそれぞれの領分でそれぞれめっちゃ助けてくれる、一方で電車の中等で私がつけてる妊婦マークに気付いてくれる人は少ない(席譲られたのがまだ一度しかない)、オミクロンを怖がらざるをえないとか、仕事と職場の人たちとキャリアに関してとか、etc。事前にしてた想像だとやっぱ全然足りなくて新しい感覚とか感想が多い。
色々しんどかったりもするし先も不安ではあるけど、貴重な経験させてもらってるなーという感じです。ちょっとずつ頑張る。
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